泉質の分類について 〓特殊成分での分類


ここでは泉質について、イオン成分による分類以外で分類される泉質の特徴について少し触れて見たいと思います。()内は新泉質名を表します。

●特殊成分による泉質名 <溶存物質総量1,000mg/kg未満>
1、単純炭酸泉(二酸化炭素泉)・・・遊離二酸化炭素を1,000mg/kg以上含みます。日本では「泡の湯」と呼ばれ、またヨーロッパでは「心臓の湯」と呼ばれることもあるそうです。炭酸ガスにより血行が良くなり心臓への負担を軽減すると言われ、心臓病や高血圧症などに効果があるとされています。

2、鉄泉
炭酸鉄泉(鉄〓炭酸水素塩泉)・・・主要成分に鉄イオン20mg以上と炭酸水素イオンを含みます。
緑礬泉(鉄〓硫酸塩泉)・・・主要成分に鉄イオン20mg以上と硫酸イオンを含みます
鉄泉は、炭酸水素イオンを主要成分に含む炭酸鉄泉と、硫酸イオンを主要成分に含む緑礬泉に分けられます。両者とも鉄イオンを含むため、酸素に触れると酸化し、茶褐色の沈殿物が発生します。更年期障害や月経障害に効果があると言われています。

3、硫黄泉・硫化水素泉(硫黄泉)・・・硫黄を2mg/kg以上含みます。硫黄は卵が腐ったような独特の匂いを発しますが別名「万病の湯」と呼ばれ様々な効能があると言われています。動脈硬化症、喘息、リウマチ、神経痛などに効果があるそうです。

4、明礬泉(アルミニウム〓硫酸塩泉)・・・主要成分にアルミニウムイオン100mg以上と硫酸イオンを含みます。別名「目の湯」と呼ばれ、皮膚や粘膜を引き締め、皮膚疾患や結膜炎など粘膜の炎症に効果があると言われています。

5、放射能泉(放射能泉)・・・一般に日本の放射能の主体はラドン(もしくはトロン)の為、ラドン温泉と呼ばれることがあります。ラドンを100億分の30キューリー以上含む場合か、ラジウム塩を1x10-7mg/kg以上含む場合に放射能泉と呼びます。ラドンは温度が低いほど溶けやすい性質を持っているので、25度以下の冷鉱泉に多くみられ、尿酸の排出を促すため別名「痛風の湯」とも呼ばれます。効能は神経痛や自律神経の過敏状態を抑え、飲用すると痛風のほか糖尿病にも良いとされています。

 ここで挙げた効用、効果はあくまで一般的な例ですので実際に温泉に入浴する際には、各温泉の分析表をご確認ください。


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