温泉は、日本だけでなく世界中で存在し、利用されています。世界中に数多く存在する温泉の中には、一般的な温泉に比べて“おもしろい温泉”も数多く存在します。
そんな“おもしろい温泉”の中から代表的な温泉の一部を紹介します。


【世界最大の露天風呂】
ブルーラグーン(Blue Lagoon)・・・ブルーラグーンは、アイスランド南西部、首都レイキャヴィークの南西約40kmにある温泉施設です。自然に湧出する温泉ではなくて、隣接する地熱発電所が汲み上げた地下熱水の排水を再利用した施設です。面積は約5,000?を誇り、露天温泉としては世界最大の大きさを誇ります。深さは場所によってことなりますが最深部は1.4mもあります。白濁した温泉水には皮膚病治癒の効果があると言われています。

【世界最南端の温泉】
デセプション島・・・南極海にあるサウス・シェトランド諸島を構成する島の一つで南極付近で唯一の温泉が湧き出ています。世界最南端の温泉でもある。カルデラ内部の海浜は、数箇所から湧き出る熱鉱泉で熱を持って、そのままではかなりの高温のため(ただし外気温は平均マイナス値)、海水と混ざった部分に寝転がって入浴します。デセプション島はペンギンの繁殖地としても知られています。

【温泉と地名】
ハンマースプリング・・・ハンマースプリングは、ニュージーランド南島にある、カンタベリー地区の都市です。ハンマースプリングという都市名は、19世紀にイギリスからの移民が土地を開発する際に温泉(hot spring)を発見し、まるで「ハンマーで(土地を)叩けば温泉(hot spring)が湧き出る」ほど多量の温泉を持っていることが由来となってつけられました。温泉の種類は硫黄泉などが中心で、高血圧や動脈硬化、リューマチ、皮膚病などに効能があると言われています。

【世界でもっとも低い温泉】
死海・・・死海は、アラビア半島北西部に位置する塩湖で西側にイスラエル、東側をヨルダンに接しています。湖面の海抜はマイナス418メートルと、地表で最も低い場所にあります。塩分濃度が高いことで有名ですが、殺菌効果が高く、さらに多彩なミネラルを豊富に含んでいて、アトピーやリウマチなどの治療にも効果があると言われています。また酸素濃度が地球上でもっとも濃いため、心臓の心泊数が減少し、体の疲れをとると言われています。


【世界最古のお風呂】
世界最古の風呂は、ギリシャのクレタ島クノッソス宮殿と言われています。クノックス宮殿は1900年にイギリスの考古学者エバンスに発見されました。浴槽が作られたのは紀元前1500年ごろと言われています。

【台湾と日本の温泉】
台北市北投区にある北投温泉と日本の玉川温泉はラジウム等を含む放射性を持つ北投石という鉱物が産出されます。世界中の温泉でもこの2ヵ所でしかとれない鉱物です。日本では特別天然記念物に、台湾では「自然文化景觀」に指定されています。

温泉大国の日本にも、数々の“おもしろい温泉”が存在しています。そんな多くの温泉の一部を紹介します。
好奇心や話題作りにもなりそうな、これらの温泉を一度は利用してみるのもいかがでしょうか?


【日本一源泉数の数が多い温泉 】
大分県の別府温泉は平成15年の環境省の調査で源泉数2838本と世界一です。ちなみに別府温泉は湧出量も1日あたり137,208キロリットル、1分当たり95,284リットルと日本一(世界第2位)をほこります。続く湯布院も源泉数が多く883本で世界第2位です。
また、1つの源泉の湧出量では秋田県の玉川温泉が1分当たり9000リットルで日本一番多いです。

【日本一高い温泉】
富山県にある、みくりが池温泉がもっとも高く2430mで同じく富山県の地獄谷温泉がつづきます。また、もっとも行くことが困難と言われている温泉は富山県にある高天原温泉で、たどり着くまでに1日以上かかり山中で一泊する必要があるそうです。

【日本一の酸性、アルカリ性温泉】
秋田県にある玉川温泉と鹿児島にある東温泉がもっとも酸性が強くphが1.2です。胃液の値はだいたい1.8?2.0ですので、胃液以上の酸性となります。ちなみにレモンは2.0?3.0ぐらいです。逆にもっともアルカリ性が強い温泉は埼玉県にある都幾川温泉、神奈川県にある飯山温泉がともにph11.3で日本一となります。石鹸でもアルカリ値は7?10ぐらいです。

【日本一の含有量】
・新潟県にある松之山温泉は日本一のホウ酸を含んでいるとして有名です。薬効の高さから、群馬の草津温泉、兵庫の有馬温泉とともに、「日本三大薬湯」に数えられています。

・神奈川県にある鶴巻温泉はカルシウムの含有量が世界一であると言われ、牛乳と同程度含まれているそうです(1960mg/kg)

・大分県にある長湯温泉は二酸化炭素が日本一含まれているとして有名です。糖尿病・胃腸病・心臓病などに効能があると言われ飲用すると内臓に効能が高いと言われているのですが、味は苦渋いそうです。

【日本一寒い温泉】
大分県にある「寒の地獄冷泉」と呼ばれる温泉があります。お湯の温度は約14度ですが、温めずそのまま入ります。古くは「冷泉行進曲」という歌を歌いながら入ったそうです。暖房室があり、また現在では温めた内湯もあります。神経痛や打ち身などに効能があると言われています。
逆に日本一熱い源泉は兵庫県にある湯村温泉で98度の湯が湧出しています。

【日本三泉】
数多くの日本の温泉の中でも「三泉」と呼ばれる温泉を紹介します。
・枕草子による三名泉
有馬温泉(兵庫県)、ななくりの湯(榊原温泉)(三重県)、玉造温泉(島根県)

・林羅山による三名泉
有馬温泉(兵庫県)、草津温泉(群馬県)、下呂温泉(岐阜県)

・日本書記、風土記などに登場することによる三古湯
道後温泉(愛媛県)、有馬温泉、白浜温泉(和歌山県)

・第84代順徳天皇の選出による三御湯
秋保温泉(名取御湯)、別所温泉(信濃御湯)、野沢温泉(犬養御湯)

・三大秘湯
ニセコ薬師温泉(北海道)、谷地温泉(青森県)、祖谷温泉(徳島県)

・三大薬泉
有馬温泉(兵庫県)、草津温泉(群馬県)、松之山温泉(新潟県)

・三大美人湯
川中温泉(群馬県)、龍神温泉(和歌山県)、湯の川(島根県)

・宿泊客数による三大温泉街
箱根温泉(神奈川県)、別府温泉(大分県)、熱海温泉(静岡県)


【温泉用語】
●かけ流し
温泉水に加水、加熱、循環、ろ過などの手を加えることなく、源泉から湧き出る温泉水をそのまま湯船に流し使用しているものをいいます。

●外湯
温泉街に存在する、宿泊施設を伴わない公衆浴場、日帰り入浴施設のことを言います。対義語として内湯もあり、内湯は温泉地にある旅館において、その宿が保有するお風呂のことを言います。

●源泉
源泉とは、地中から水が湧き出てくる場所をいいます。湧出形態により、岩盤の割れ目などから地表に温泉が湧出してくる「自然湧出」、ボーリングにより地中に管を埋め、その管を通って水圧により温泉が湧出してくる「掘削自噴」、地中に管を埋めた後、ポンプを取り付けその力で温泉を汲み上げる「掘削動力揚湯」に分けられます。

●砂風呂(砂浴)
指宿温泉の砂蒸しが有名で、温められた砂の中に浴衣をきたまま体を埋め込み効能を得る特殊な浴法です。

●岩盤浴
玉川温泉が有名で、火山帯などの地熱で温まった天然石の上に横たわり体を温める利用方法を言います。

●間欠泉
間欠泉とは、一定周期で熱湯や水蒸気を噴水のように温泉を吹き上げる温泉のことをいい、上諏訪温泉の間欠泉が約50mと日本で一番の高さを誇ります。

●湯もみ
温泉水の温度が高い場合、加水すると成分が薄まってしまうため、湯船をかき回して温度を下げる手法の事を言います。草津温泉が有名で、草津節という唄を唄いながら木の板で湯船をかき回します。

●湯の華
湯の華とは、温泉成分が空気などに触れることにより生じる沈殿物や凝固物のことをいいます。多くの温泉で名物として売られています。

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