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温泉分析書について

温泉法で掲示が定められている温泉分析表。温泉旅館や日帰り温泉施設の浴場の入り口などに掲示されていることが多いのですが、みなさんはじっくり眺めた事があるでしょうか。効能などの項目には目がいきがちなのですが、ここでは聞きなれない項目についても少し触れて見たいと思います。
 
 
<温泉分析書例>
1.源泉名 ○○温泉 
2.泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)
3.泉温 摂氏52.4度(気温27.0度)
4.沸出量 約170リットル/分(掘さく動力揚湯)
5.知覚的試験  無色透明 微塩味 無臭
6.pH値 6.8
7.効能 適応症、禁忌症 等

通常、浴場の入り口に掲げられている温泉分析書は上記の例が一般的なのですが、実際の温泉分析書には、さらに細かく泉水に含まれているイオンの濃度や成分などが詳細に書かれています。
 
 
では各項目について少し触れて見ましょう。
泉質は現在、新名の9種類もしくは旧名の11種類に分類され、上記は新名で書かれています。さらに上記の例を見ると低張性弱アルカリ性温泉とかかれています。

低張性とは浸透圧を表していて、温泉水1kgあたりの溶存物質総量により、低張性、等張性、高張性に分けられています。等張性は体内の細胞液とほぼ同等の浸透圧、高張性はより体内に入る成分が多いと言われています。低張性は等張性より浸透圧が低いものになります。

また温泉は泉温により分類されています。温度が42度以上の場合は高温泉、34度以上42度未満の場合は温温泉、25度以上34度未満の場合は低温泉、25度未満の場合は冷鉱泉とされています。例え温度が25度以下でも含有成分が基準以上含まれているものは温泉と呼ぶことが出来ます。

温泉分析書にはph値も示されていますが、このph値の値によってもpH2未満は強酸性泉、pH2以上pH3未満の場合は酸性泉、pH3以上pH6未満の場合は弱酸性泉、pH6以上pH7.5未満の場合は中性泉、pH7.5以上pH8.5未満の場合は弱アルカリ性泉、pH8.5以上pH10未満の場合はアルカリ性泉、pH10以上の場合は強アルカリ性泉と呼ばれ6種類に分類されています。

この他にも、もっとも重要な項目として禁忌症も書かれているので、入浴時は注意して見るように心がけたいものです。

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